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ハラスメントは「悪意」ではなく「コミュニケーションエラー」から生まれる ― 44名参加の体験型研修で見えた現場の実態 ―

ハラスメントは「悪意」ではなく「コミュニケーションエラー」から生まれる
― 44名参加の体験型研修で見えた現場の実態 ―

  • 株式会社ベアラボ(代表取締役:滝井順子)は、企業向けコンプライアンス研修を実施しました。
  • 本研修には社長および経営陣を含む44名が参加し、ハラスメントやコンプライアンスに関する理解を深めました。
  • 今回の研修では、ハラスメントやコンプライアンスを単なる知識として学ぶのではなく、事例検討・ディスカッション・体験型ワークを通じて理解する参加型形式で実施しました。

  • 【背景
  • 近年、企業におけるコンプライアンス教育は大きく変化しています。
  • 法令やルールを理解するだけでなく、日常の業務の中でどのように判断し行動するかが重要視されるようになっています。
  • また社会環境の変化に伴い、
  • ・カスタマーハラスメント(カスハラ)
  • ・パタニティハラスメント(パタハラ)
  • など、新たなテーマへの関心も高まっています。
  • コンプライアンス違反やハラスメントの問題は、必ずしも悪意や意図によって起こるものばかりではありません。
  • 日常の業務の中での思い込みや判断のズレが、結果として問題につながるケースも少なくありません。
  • 企業においては、こうしたリスクを防ぐためにも、組織全体で共通の理解を持つことが重要になっています。

  • 【課題】
  • ハラスメントに関する問題の多くは、明確な悪意から生まれるものばかりではありません。
  • 現場では
  • ・「昔は普通だった」という感覚
  • ・「冗談やコミュニケーションのつもり」という認識
  • ・「指導のつもり」という意図
  • などが、受け手の感じ方との違いによって問題につながるケースもあります。
  • また、価値観や世代の違いによって、同じ言動でも受け止め方が大きく変わることがあります。
  • さらに近年は、妊娠・出産・育児と仕事の両立に関する職場環境も重要なテーマとなっています。
  • 男性の育児休業取得などへの理解は、働きやすい職場づくりだけでなく、採用活動においても企業評価に影響する要素として注目されています。
  •  こうした背景から、企業においてはルールを知るだけでなく、 実際の状況の中で求められる判断や行動を理解するとともに、日常のコミュニケーションの中で起きていることを構造的に捉えることが求められています。

  • 【研修概要】
  • 今回の研修では、実際の企業事例を題材にしながら、参加者同士のディスカッションを多く取り入れました。
  • 「なぜ問題が起きたのか」
  • 「どのような判断のズレがあったのか」
  • を参加者自身が考えることで、コンプライアンスをより実践的な視点から理解する構成となっています。
  • 主な研修テーマ
  • ・コンプライアンスとハラスメントの基礎理解
  • ・カスタマーハラスメント(カスハラ)やパタニティハラスメント(パタハラ)など近年のハラスメント動向  ・企業事例を用いたケースディスカッション
  • ・判断に迷ったときの行動と相談の重要性
  • また研修では、コミュニケーションをテーマにした体験型ワークも実施しました。
  • ワークでは、限られた情報や条件の中で相手に指示を出し、チームで課題に取り組む状況を体験します。
  • その過程で、
  • ・指示がうまく伝わらない
  • ・誤解が生まれる
  • ・焦りや苛立ちが生まれる
  • といった状況が自然に発生します。
  • その体験を振り返ることで、ハラスメントは特定の人の問題ではなく 指示のズレや誤解、そこから生まれる苛立ちといったコミュニケーションエラーの積み重ねによって生じる構造であることを理解する機会となりました。
  • 本研修では、こうした体験を通じて、ハラスメントを特定の人の資質ではなく、 日常のコミュニケーションの中で誰にでも起こり得る構造的な問題として捉えることの重要性を整理しました。
  • なおベアラボでは、ディスカッションやゲーミフィケーションを取り入れた参加型研修を特徴としており、受講者自身が考えながら学ぶ研修設計を行っています。

  • 【受講者の声】
  • 研修後のアンケートでは、ハラスメントやコンプライアンスに対する認識の変化に加え、 構造的な理解や今後の行動に関する気づきの声が多く寄せられました。 
  • ・自分では問題ないと思っていた言動でも、相手の受け止め方によってハラスメントになる可能性があると感じた。
  • ・昔と今では考え方の基準が変わっていることに驚いた。自分の感覚ではなく、今の基準を意識していきたい。
  • ・ワークを通して、指示のズレや誤解からイライラが生まれることを体感し、それがハラスメントにつながり得ることを実感した。
  • また、研修を受講したことで、今後の行動について次のような声も寄せられました。
  • ・判断に迷ったときは一人で抱え込まず、上司や周囲に相談することを心掛けたい。
  • ・相手の立場に立って考えること、そして普段から相談しやすい関係をつくることが大切だと感じた。

  • 【考察】
  • 今回の研修を通して見えてきたのは、ハラスメントやコンプライアンスの問題は、特定の個人だけの問題ではなく、職場の空気やコミュニケーションのあり方とも密接に関係しており、日常の小さな認識のズレや伝達の行き違いが積み重なることで発生し得るという点です。悪意がなくても、状況や伝え方によっては相手に強いストレスや不快感を与えてしまうことがあります。
  • そのため企業においては、知識として理解するだけでなく、日常の業務の中で適切な判断ができるような意識づくりが重要になります。

  • 【今後の展開】
  • 株式会社ベアラボでは、コンプライアンスやハラスメントの問題を、単なるルール教育ではなく、健全な組織風土をつくるための取り組みとして位置づけています。
  • コンプライアンス違反やハラスメントは、個人の意識だけで防げるものではなく、職場環境やコミュニケーション、組織の仕組みなど、さまざまな要因が重なって起こることがあります。
  • そのため企業においては、知識の習得にとどまらず、日常の業務の中で適切な判断や行動ができる環境を整えていくことが重要です。
  • 今後もベアラボでは、
  • ・事例を活用した実践的な研修
  • ・ディスカッションを通じた気づきの共有
  • ・体験型ワークによる理解の促進
  • などを通じて、コンプライアンスやハラスメントに関する理解を深めるとともに、職場でのコミュニケーションや判断力の向上を支援していきます。
  • また、企業の実情や組織課題に合わせた研修設計を行いながら、相談しやすい環境づくりや信頼関係のある職場づくりにつながる取り組みを今後も支援してまいります。