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社員の多様な働き方を、組織の確かな力へ― 未来の成長を育む「チームビルディング」の新アプローチ ―

社員の多様な働き方を、組織の確かな力へ
― 未来の成長を育む「チームビルディング」の新アプローチ ―

  • 働き方が多様になり、世代・価値観・役割が異なる人々が同じ組織で働く現在、チームビルディングは“偶然に任せるもの”から“意図して設計するもの”へと変わりつつあります。
    現代の職場では、人材力(強みの理解・活用)・組織力(方向性と仕組み)・関係力(協働できる関係性)の3つが、チームの成果に大きく影響します。

  • ■ 背景
    総務省「労働力調査(詳細集計)2024年平均」によれば、非正規の職員・従業員は2,126万人。「自分の都合のよい時間で働きたい」とする人も731万人にのぼり、働き方の価値観が多様化し、同じ職場でも前提が揃いにくい状況が生まれています。

  • 多様な働き方が共存する現場では、
    ・仕事の捉え方
    ・大切にしたい価値観
    ・目指す方向性(ビジョン)
    といった“共通の基盤”がズレやすく、従来の「同じ考えを前提とした運営」は難しくなっています。

  • そのため、強み・関係性・役割や情報、そして方向性を意図して整える“チームビルディング”が必要です。
    チームビルディングとは、多様な前提を揃え、協働の土台をつくるプロセスを指します。

  • ■ チームビルディングのねらい
  • 成果につながるチームをつくるためには、人材力・組織力・関係力の3つを意図的に整えることが欠かせません。これらが揃うことで、多様なメンバーの力が自然に発揮され、同じ方向に向かって進む状態が生まれます。
  • これは、“既存の関係性に頼るチームワーク”とは異なり、成果につながる状態そのものを設計するプロセスという位置づけです。
    ベアラボでは、この考え方を体験型ワークやゲーム要素を取り入れたプログラムとして提供し、現場で再現できる学びへとつなげています。

  • ■ 3つの領域
    ① 人材力(Strength)
    強み・思考特性を理解し、活かし合う。
    ・判断基準や理解の仕方には“傾向”がある
    ・思考特性の4タイプにより、力を発揮しやすい場面が見える
    ・強みの違いが役割分担や協働の質に直結する

  • ② 組織力(Structure)
    方向性(ビジョン)・役割・情報を揃え、チームの“土台”を形成。
    ・立場によって“見えている景色”は異なる
    ・ビジョン浸透には言語化・可視化・反復が必要
    ・情報整理・優先順位・判断基準の共通化が不可欠
    ・伝え方も構造化することで誤解を防げる

  • ③ 関係力(Relation)
    協働しやすい関係性を整え、強みと方向性が生きる状態をつくる。
    ・タイプによって伝わり方が異なる
    ・相手に合わせたコミュニケーションが大切
    ・1on1や日常対話がズレの修正と関係強化の土台になる

  • ベアラボの研修は、これらをSSR理論として体系化し、仮想体験ゲームを通じて“職場のすれ違い”を疑似体験しながら学ぶ構成になっています。
    ゲーム内で起きる誤解やズレは実際の現場と同じ構造を持つため、参加者は“自分では気づけなかった偏り”に自然と気づき、再現性の高い実践につながります。

  • ■ 受講者の声(一部)
    実際に研修を受講した皆さまからは、以下のような声が寄せられています。
    ・ビジョン共有が成果とスピードに直結することを実感
    ・強みの理解が役割分担の質を高めると気づいた
    ・情報の見える化で誤解が減り、仕事がスムーズになった
    ・“伝えたつもり”では揃わないと再認識した

  • ■ 考察
    今回の整理と受講者の声が示すのは、多様性が前提となる時代では“チームの前提を揃えること自体が難しい”という事実です。
    強み・思考特性の違いは役割や意思決定に影響し、情報の整理や伝え方が揃わないと誤解の原因になります。
    【多様なメンバーが互いの強みを活かし合い、それを組織の知識へ変換できる状態】
    これが、ベアラボの掲げる「個のスキルを組織の知識へ」の実践です。

  • ■ 今後の展開
    チームビルディングは業界を問わず、どの組織にも共通して求められる力です。
    ベアラボでは、これまで多様な現場で得た知見をもとに、それぞれの文化や課題に寄り添ったチームづくりの支援を、今後さらに広げていく考えです。

  • また、研修で得た気づきを日常のコミュニケーションへ落とし込み、仮想体験ゲームで得た学びを“再現性のある行動”へつなげるフォローアップにも継続して取り組んでいきます。

  • 加えて、マネージャー層に向けては、思考特性の理解や伝え方の工夫、関係構築など、チームを前に進めるための実践的なマネジメントスキルの強化を支援していく予定です。

  • さらに、仮想体験ゲームで得た気づきが単発で終わらないよう、
    ・ビジョン浸透の仕組みづくり
    ・強みを活かした役割設計
    ・関係性を整える対話の習慣づくり
    といった“現場に根づく仕組み化”にも注力していきます。

  • ベアラボはこれからも、多様な人材が協働し、成果を生み出すチームづくりを、業界を問わず企業とともに実現してまいります。