概要
- 業種
- 金融業,保険業
- ご支援内容
- 人材開発
- ソリューション手法
- 研修プログラム
- 研修名
- リーダー向け チームビルディング研修
お客様ご紹介
- 組織名
- 金融機関S社様
受講者の声


- 【研修で特に心に残ったこと】
- ① ビジョンの重要性と「共有すること」への気づき
- ・チームビルディングでは、ビジョンを明確にし、その方向に向かって部下を導くことが重要
- ・同じ方向を見ていなければ、結果や行動がばらばらになる
- ・目的・目標だけでなく、その先にあるビジョンを伝えることの大切さを実感した
- ・ビジョンは一度示すだけでなく、日々の業務に落とし込み、繰り返し伝え続ける必要がある
- ・ビジョンを明確にすることで、チームが同じ方向を向いて動き出せる
- ② 一人ひとりの特性(思考特性)を活かすチームづくり
- ・人にはそれぞれ異なる思考や行動のタイプがあり、全タイプがそろうことでチーム力が高まる
- ・気の合う人や同じタイプが集まることが良いチームではなく、総合力のあるチームが成果を出す
- ・部下の特性や強みを理解し、それに合わせて伝え方や関わり方を変える必要性を感じた
- ・うまくいかないときは、タイプの違いを思い出し、適材適所を考えることが大切
- ③ チームワークとチームビルディングの違いへの理解
- ・チームワークとチームビルディングは異なり、後者は人材力を活かすことが重要だと理解した
- ・個々の作業の積み重ねではなく、役割やゴールを共有することでチームとして機能すると感じた
- ・チームビルディングでは、トップの立ち位置や関わり方が重要
- ④ ゲーム・ワークを通じた体感的な学び(可視化・情報共有)
- ・ゲームを通して、チームビルディングの重要性を具体的に実感できた
- ・個々が情報を持っていても、共有・可視化しなければ全体像が見えないことに気づいた
- ・情報を整理し、見える化することで、全員が同じ方向に向かって進める
- ・正解にたどり着かなかったからこそ、改善点やより良いやり方を考えることができた
- ・チームごとに進め方が異なり、それぞれに学びがあった
- ⑤ マネージャー・リーダーとしての役割認識
- ・マネージャーの役割は、上から指示することではなく、方向性を示し支えながら舵取りをすることだと感じた
- ・リーダーとリーダーシップは異なり、後者はスキルとして発揮するものだと理解した
- ・目標達成後に「どんな姿になっていたいか」を伝えることが、部下指導では重要
- ・ビジョンを部下に分かりやすく伝えることが、マネージャーの重要な役割だと感じた
- ⑥ 世代・価値観・時代変化を踏まえた関わり方とコミュニケーション
- ・世代や立場によって価値観や受け取り方が異なることを改めて実感した
- ・同じ伝え方では伝わらず、相手に合わせたコミュニケーションが必要
- ・時代の変化に合わせて、考え方や関わり方をアップデートしていく必要がある
- ・日頃から対話を重ね、意見を出し合える風通しの良い環境づくりが重要
- ⑦ 研修全体への評価・印象(体験価値)
- ・ゲームや具体例が多く、楽しく参加できた
- ・例え話が分かりやすく、印象に残った
- ・講師の話し方や進め方が引き込まれ、時間を忘れて受講できた
- ・他店・他部署の話を聞けたことが参考になった
- ・人間関係や現場の悩みを共有でき、前向きな気持ちになれた
- 【今回の研修を踏まえ、今後、営業課マネージャーとしてどのような取り組みを行うか】
- ① ビジョンを明確にし、繰り返し共有する
- ・会社/支店/課のビジョンを改めて確認し、自分の言葉で部下に明確に示す
- ・目の前の指示だけでなく、「何のためにやるのか」「目的・目標・ビジョン」をセットで伝える
- ・ミーティングや日々の声かけを通じて、ビジョンを繰り返し共有し続ける
- ・部下が理解・納得できているかを確認しながら進める(腹落ちを重視する)
- ・ビジョンを軸に、課全体のベクトルを合わせていく
- ② 部下一人ひとりの特性・強みを理解し、活かす
- ・部下それぞれの思考特性やタイプを意識し、相手に合わせた伝え方・関わり方を工夫する
- ・強み・適性を見極め、強みが発揮できるように役割や仕事の任せ方を調整する
- ・一律の指導ではなく、個々の能力・特性に合わせて声かけや指示を変える
- ・うまくいかないときはタイプ理解に立ち返り、対応を工夫する
- ・日々の観察・傾聴を通じて、部下理解を深めていく
- ③ 1on1・対話を増やし、コミュニケーションの質と量を上げる
- ・1on1(1on1+など)を活用し、部下の考え・状況・価値観を丁寧に聞く
- ・普段からよく話し、よく聞き、意見が言いやすい雰囲気(心理的安全性)を高める
- ・チーム内で孤立を生まないよう、日常的に目配り・声かけを行う
- ・小人数体制の現場では、特に密なコミュニケーションを意識していく
- ・「まず聞く」姿勢で、部下のモチベーションの源泉(何にやりがいを感じるか)を把握する
- ④ 見える化・共有の仕組みを整え、チームとして動ける状態をつくる
- ・共有すべき内容は可視化し、全員が同じ情報・方向性を持てるようにする
- ・目標や進捗、役割を整理し、チームが迷わず動ける状態を整える
- ・情報の取捨選択を行い、必要な情報が適切に伝わるように工夫する
- ・課内の協力体制づくり・環境整備に取り組む
- ⑤ 育成・人材マネジメントを「重要課題」として位置づける
- ・人材育成をマネジメントの最重要事項として捉え直し、時間を確保して取り組む
- ・部下育成への関心を高め、日々の関わりの中で成長を支える
- ・苦手な点の改善だけでなく、適性や得意分野を活かす育成を意識する
- ・部下指導の考え方・やり方をアップデートしていく(時代に合わせた育成観)
- ⑥ 伴走型・フラットなリーダーシップへの転換(または継続)
- ・トップダウンではなく、横に立ち、支えながら舵取りをする関わり方を意識する
- ・一方的に決めたビジョンを押し付けるのではなく、意見を聞きながら納得感をつくる
- ・何度も軌道修正しながら、目標達成に向けてチームを導いていく
- ・すでに伴走型でできている点は継続し、自信につなげる
- ⑦ 自分自身の姿勢・行動の実践(率先垂範・自己研鑽)
- ・研修で学んだことを、まず自分が実践する
- ・「自分から始まる」意識で、挨拶・笑顔・感謝など基本行動を大切にする
- ・支店目線にとどまらず、より俯瞰した視点を持てるよう自己研鑽する
- ・大きく変える必要はないが、良い点は継続し、必要な改善は行う
- 〜受講者の声から見る研修の振り返り〜
- 今回のチームビルディング研修では、「チームとして成果を出すために、マネージャーは何を整える必要があるのか」というテーマを軸に、講義と体験型ワークを組み合わせて進行しました。
- アンケート結果からも、研修の趣旨や目的について事前に理解したうえで参加されていた方が多く、全体を通して高い集中度で取り組んでいただけた様子がうかがえます。
- 研修を通じて特に多く挙がったのは、ビジョンの重要性と、その共有のあり方についての気づきでした。
- 目的や目標だけでなく、「どこを目指しているのか」「どの状態を実現したいのか」を明確にし、それを日々の業務の中で繰り返し伝え続けることが、チームの行動をそろえるうえで欠かせないという認識が広がっていました。
- 部下指導における目的・目標・ビジョンは、今後の業務に活かせる学びがあったと回答した方が大半を占めており、マネジメントの軸として再確認されたことが読み取れます。
- また、一人ひとりの思考特性や強みを活かすチームづくりについても、多くの気づきが得られていました。
- 同じ伝え方では同じように伝わらないこと、気の合う人同士を集めるのではなく、違いを前提に総合力を高めていくことの大切さが、ワークを通して実感として残ったようです。
- 特性の違いを理解し、状況に応じて関わり方や役割を調整していく視点は、現場ですぐに活かせる実践的な学びとなっていました。
- チームワークとチームビルディングの違いについても理解が深まりました。
- 個々の努力の積み重ねだけではなく、役割やゴールを共有し、人材力を活かすことでチームは機能すること、そしてマネージャーには上から指示を出すだけでなく、方向性を示しながら支え、舵取りをする役割が求められていることが整理されていました。
- ゲームやグループワークでは、情報共有や可視化の重要性が強く印象に残ったようです。
- 個々が情報を持っていても、それが共有されなければ全体像は見えないこと、整理し見える形にすることで、初めて全員が同じ方向に向かって動けることを体感的に学ぶ機会となりました。
- 正解にたどり着かなかった場面も含め、「どうすればより良くなるか」を考えるプロセスそのものが、チームづくりの本質であることが伝わったと感じています。
- アンケートでは、今回学んだチームビルディングが今後の業務に活かせると感じている方が非常に多く、また「この研修に参加してよかった」と回答した方がほぼ全員を占める結果となりました。
- 研修内容への理解度・満足度ともに高い水準となったことからも、体験と理論を行き来しながら学ぶ構成が、受講者にとって納得感のあるものになっていたと考えられます。
- チームビルディングは、単に雰囲気を良くするための取り組みではありません。
- ビジョンを明確にし、人の違いを理解し、情報と役割を整え続けること。その積み重ねが、チームとして成果を出し続ける土台になります。
- 今回の研修が、受講者一人ひとりが自分の関わり方を見直し、日々の声かけや1on1、会議の設計といった具体的な行動につなげていくきっかけとなっていれば幸いです。