概要
- 業種
- サービス業
- ご支援内容
- 人材開発
- ソリューション手法
- 研修プログラム
- 研修名
- 次世代管理職研修 / ヒューマンエラー研修 / リスクマネジメント研修
お客様ご紹介
- 組織名
- アパレル関連企業E社様
研修名:次世代管理職研修(全12回6回目:ヒューマンエラー・リスクマネジメント)
研修時間:2時間
受講者の声

- 【ヒューマンエラーやリスクマネジメントについて、現在配属先で懸念となる部分】
- ① 人員不足・属人化によるリスク
- ・人員が減り、それぞれの余裕が少なくなってきており、作業中に焦ってミスが起きそう。
- ・複数人で業務を分担しているため、誰か一人が欠けたときに仕事が回らなくなる可能性がある。
- ・個人完結の仕事が多く、自分でリスクマネジメントをする必要がある。
- ・産休に入る可能性もあり、担当を分散させるなどのリスクヘッジが必要。
- ② 業務の標準化・仕組み不足
- ・ものによっては発注の確認が少なく、ミスが起こりやすい。
- ・それぞれのやり方が違うため、業務スピードや丁寧さに差が出る。
- ・マニュアル化やシステム化がある程度必要。
- ・チェックリストの整備が必要。
- ・情報伝達やマニュアル整備が不十分な点が多い。
- ・マイルールが多い。
- ③ 環境・構造的なリスク
- ・年齢層が高い人が多い。
- ・ルーティンワークが多い。
- ・拠点が地方に分かれている。
- 【演習を通して見えた、自分自身の強み】
- ① 予測力・俯瞰力
- ・予測することやイメージする力を感じた。
- ・俯瞰してから行動している。
- ・時間を見ながら動き、保険をつくる小さな行動ができていた。冷静に考えられていた。
- ② リスク感知・慎重さ
- ・無理をしないという視点でリスクマネジメントができていた。
- ・ポジティブな面よりもネガティブな面への意識が強い。
- ・リスクは分かるが、具体的な講じ方を学ぶ必要がある。
- ③ 協調性・対応力
- ・協調性
- ・発想力や、他チームのアイディアを受け入れる対応力。
- ・相手を見て対応を変えることができる。
- 【次回研修までに現場で実践・継続したいこと】
- ① リスクの可視化・洗い出し
- ・リスクを洗い出す。
- ・リスクをシミュレーションし、MTGで共有する。
- ・リスクを予測しながら作業する。
- ② マニュアル化・標準化
- ・マニュアルを作成する。
- ・現場でリスク対応マニュアルを作成し、課員同士でフォローし合える体制をつくる。
- ・自分しかやっていない業務の手順ややり方を整理し、可視化しておく。
- ③ チーム連携・関係性づくり
- ・欠員が出る可能性を下げるため、日頃からコミュニケーションを取り、良い関係性を築く。
- ・ヒヤリハットを出してもらう。
- ④ 業務改善・見直し
- ・今までのやり方が正しいのか見直し、新しいやり方を探す。
- 【その他 ご意見・ご感想】
- ・ディスカッションやゲームの時間も多くて良かった。
- 〜受講者の声から見る研修の振り返り〜
- 本講では、ヒューマンエラーの本質理解と、リスクを未然に防ぐための仕組みづくりについて学びました。人は誰でもミスをする存在であり、重要なのは「ミスをなくすこと」ではなく「ミスが起きても重大事故につながらない仕組みを整えること」です。
- 次世代の管理職として求められるのは、ミスを個人の問題として捉えるのではなく、組織全体の仕組みとして向き合う視点です。その基礎となる考え方を、今回の講義で整理しました。
- アンケートでは、理解度について「十分理解できた」56%、「おおむね理解できた」44%と、全員が理解できたと回答しました。難易度も100%が「合っている・とても合っている」と評価しており、内容が適切なレベルであったことがうかがえます。
- 今回の研修では、まずヒューマンエラーの種類(ミステイク・ラプス・スリップ)を整理し、「なぜ人は失敗するのか」を構造的に捉えました。
- 受講者からは、自部署の懸念として「人員減少による余裕のなさ」「属人化」「確認不足」「マニュアル整備の不十分さ」など、具体的な声が多く挙がりました。これは、単に“人が気をつければよい”という問題ではなく、環境や仕組みに起因するリスクであることを、皆さんが実感された証でもあります。
- 特に印象的だったのは、「誰か一人が欠けると回らなくなる」「個人完結の業務が多い」といった声です。これはまさに、リスクマネジメントの観点で言えば“予兆”の段階です。ハインリッヒの法則にもあるように、小さなヒヤリ・ハットを見逃さないことが、重大事故を防ぐ第一歩になります。次世代の管理職として、こうした“まだ起きていないリスク”に気づけるかどうかが、組織の未来を左右します。
- 演習では、1回目と2回目で条件が変わる中、時間制限や制約が加わることで、焦りや思い込み、確認不足がどのように生まれるのかを実体験できたことは、大きな学びとなりました。
- 演習を通じて見えた自分の強みとしては、「俯瞰して状況を捉える力」「予測し、保険をかける動き」「冷静に時間を意識する力」などが挙げられました。また、「無理をしない」という慎重さや、「相手を見て対応を変える」といった協調性も、リスクマネジメントにおいて重要な資質です。
- 一方で、「リスクは分かるが、講じ方を学ぶ必要がある」という声もありました。これは非常に健全な気づきです。リスクを“感じる力”と、それを“仕組みに落とす力”は別物です。今回の研修は、その橋渡しをする時間でもありました。
- 今後の実践としては、「リスクの洗い出し」「マニュアル作成」「ヒヤリハットの共有」「自分しかできない業務の可視化」など、具体的な行動が数多く挙げられました。これは、単なる理解にとどまらず、現場に持ち帰ろうとしている姿勢の表れです。
- リスクマネジメントは、一部の人が行うものではなく、全員が日常の中で意識し続けるものです。そして何より、「まずは自分が率先して行動すること」が重要です。仕組みを整えること、共有すること、声をかけること。その積み重ねが、事故を防ぎ、品質を守り、信頼を築いていきます。
- 今回の研修が、現場の“いつか起きそう”を“起きない仕組み”へと変えていく第一歩になることを願っています。