概要
- 業種
- サービス業
- ご支援内容
- 人材開発
- ソリューション手法
- 研修プログラム
- 研修名
- 管理職研修 / コーチング研修 / ティーチング研修
お客様ご紹介
- 組織名
- 株式会社ベルメゾンロジスコ様
- 住所
- 岐阜県可児市/岐阜県美濃加茂市
- 従業員数
- 約700名(パート・アルバイト含む)
- URL
- https://bellelogi.com/
研修名:現場管理者研修(全7回 4回目:コーチング・モチベーション向上)
研修時間:2時間
- 【研修での気づき】
- ① 叱ることへの理解と意識の変化
- ・叱ることの大切さと難しさを改めて感じた。
- ・叱るためには準備やタイミング、状況を考慮する必要があるとわかった。
- ・叱る際には、手順を踏むことで相手に理由が伝わり、モチベーションを下げずに済む。
- ・しっかりと考えて叱ること(経緯の理解やその後のフォロー)が重要。
- ・叱ることは相手を理解していないとできない。
- ・叱る際は心に余裕を持ち、相手を尊重する姿勢を忘れないようにしたい。
- ② 褒めること・承認の意義
- ・「褒める」にもさまざまなタイプやテクニックがあり、相手によって効果が異なると学んだ。
- ・感謝の言葉以外でも褒める表現を増やすことが大切だと感じた。
- ・小さなことでも声に出して褒めることを意識したい。
- ・自分自身が褒められたいタイプであり、他者にも同じ欲求があることを理解した。
- ③ 傾聴・質問・対話の重要性
- ・傾聴の大切さを再認識した。
- ・傾聴とは「相手を受け止める姿勢」であり、単に聞くこととは違うと理解した。
- ・褒めることの前に、まずは相手をよく聴くことが大切。
- ・質問力がコミュニケーションのカギを握るため、知識と考え方を磨いていきたい。
- ④ コーチング・ティーチングの理解
- ・コーチングとティーチングの違いを改めて理解できた。
- ・コーチングもコミュニケーションの一部であり、双方向のやり取りが大切。
- ・コーチングは積極的に傾聴することが基本であると学んだ。
- ・以前、コーチングとティーチングの研修を受講したが、時間が経っていたため、今回改めて整理・再確認できた。
- ⑤ 感謝と自己振り返り
- ・業務優先で感謝の気持ちを伝えられていなかったことに気づいた。
- ・感謝を意識的に伝えていきたい。
- 【本日の研修で学んだコーチングスキルの中で、明日から現場で活かしてみたいこと】
- ① 褒める・承認の実践
- ・小さなことでも褒めるようにする。
- ・部下の良い点や特性を観察し、具体的に褒める。
- ・褒めるときは目的をもって行う。
- ・相手のモチベーションを高めるために、褒めてテンションを上げたい。
- ② コーチング・ティーチングの使い分け
- ・部下の習熟度や状況に応じて、コーチングとティーチングを使い分けたい。
- ・自主性・自立性を高めるような関わりを意識する。
- ・状況や相手のタイプに合わせた指導を心がけたい。
- ③ 傾聴と対話の実践
- ・話を挟まず、相手の話を最後まで聴く。
- ・面談時には「言い分を聞く」など、相手に考えを伝える余白をつくる。
- ④ 叱るときの姿勢とフォロー
- ・叱ったあとは、必ずフォローを意識する。
- ・相手の状況や気持ちを理解したうえで伝えるようにしたい。
- ・部下それぞれに合わせた声掛けを行う。
- 【傾聴・質問・承認・叱るの中で、自分にとって特に難しいと感じたテーマ】
- ① 叱る
- ・叱る経験が少なく、うまくできる気がしない。
- ・叱ることは相手から良く思われないことが多く、ためらってしまう。
- ・相手が心を閉ざすのではないかと不安になる。
- ・タイミングや伝え方が難しい。
- ・相手の意図をヒアリングしてから伝えたいが、うまく答えられないときの対応が難しい。
- ・褒めて伸ばすことを基本にしているため、叱ることに抵抗がある。
- ・叱った後のフォローが難しいが、今回の学びを活かしたい。
- ② 傾聴・質問
- ・傾聴が苦手。せっかちな性格で、話が長い人や結論の見えない話を待つのが難しい。
- ・質問の仕方やタイミングを考える必要があると感じた。
- 〜受講者の声から見る研修の振り返り〜
- 今回の研修では、コーチングとティーチングの違いを踏まえながら、部下の成長を支援する関わり方について学びました。特に、「傾聴」「質問」「褒める」「叱る」といった基本スキルを通じて、相手の意欲や行動を引き出すための実践的な手法を身につける内容となりました。
- アンケート結果では、全員が内容を理解できたと回答しており、難易度についても約8割以上が「合っている」「とても合っている」と評価されています。受講者からは、「叱ることの大切さと難しさを改めて感じた」「相手に合わせた褒め方や伝え方を意識したい」といった声が多く寄せられました。
- 中でも印象的だったのは、「叱る」と「怒る」の違いを明確に伝えたことで、叱る目的への理解が深まったことです。
- 叱るとは、相手の行動を正し、成長を促すための関わりであり、感情をぶつける「怒る」とは本質的に異なります。受講者の中には、「叱るにも準備と意図が必要」「叱ったあとのフォローが大切」と捉え直す声も多く、これまで“避けがちだった叱る”を、相手への支援行動として前向きに考えるきっかけとなりました。
- 一方で、「褒める」ことへの意識変化も顕著でした。
- 「小さなことでも声に出して感謝を伝えたい」「部下の良い面をもっと見つけたい」といったコメントに象徴されるように、褒めることを“意識して行動に移す”姿勢が広がっています。こうした取り組みを通じて、互いを認め合い、感謝が自然に交わされる“褒める文化”を職場の中に育ててほしいと感じます。
- 全体を通して、受講者一人ひとりが「相手を動かす前に、まず自分の関わり方を見直す」という意識を高め、チームの信頼関係づくりに向けた一歩を踏み出しました。
- 今回の学びが、日常の会話や指導の中で少しずつ形となり、温かく、前向きなコミュニケーションが息づく職場づくりへとつながっていきます。