概要
- 業種
- 製造業
- ご支援内容
- 人材開発
- ソリューション手法
- 研修プログラム
- 研修名
- ヒューマンエラー研修 / 業務改善研修 / 若手総合職研修
お客様ご紹介
- 組織名
- アパレル関連企業E社様
研修名:若手総合職研修(全6回5回目:ヒューマンエラー、業務改善)
研修時間:2時間
受講者の声

- 【研修での気づき】
- ① ヒューマンエラーへの理解と意識の変化
- ・どんな人間でもエラーは起こる。ヒューマンエラーは“防ぐ”よりも“起こりにくくする仕組みづくり”が大切だと感じた。
- ・ヒューマンエラーは必ず起こるもの。その前提で改善策や対策を考えることが重要。
- ・一つの大きな問題の前には、必ず多くのヒヤリハットがあるという話にハッとした。
- ・失敗から学び、修正していく姿勢が必要だと感じた。
- ・エラーを防ぐためには、焦らず冷静に対応することが重要。
- ② 改善と見直しの考え方
- ・改善策を話し合う重要性を実感した。
- ・改善方法を考える際の考え方や視点を学べた。
- ・成長に向けて意気込みすぎたり、気持ちが強すぎるとエラーが起こる可能性がある。
- ・業務改善において、“変えない”方が良い場合もある。
- ・失敗の原因を小さなことでも考えていけば、業務改善やミス防止につながると感じた。
- ③ チーム・コミュニケーションの重要性
- ・声かけや共有が大切だと改めて感じた。
- ・役割分担を明確にし、改善を言い合える環境の必要性を実感した。
- ・チームで動くことの大変さと同時に、協力の重要性を学んだ。
- ・焦りやスピード重視の姿勢がミスにつながることを体感した。
- 【配属先に戻って業務改善を行うとしたら、いつから誰を巻き込み、何からはじめるか】
- ① 巻き込みと連携
- ・関係者や上司を巻き込み、現状や希望を共有するところから始めたい。
- ・後輩や先輩と問題点を洗い出し、現場の意見を上司へ相談する。
- ・上司に改善してほしい環境を相談する。
- ・上司を巻き込み、エラーが起きるリスクを減らす。
- ・関係各所とまず話をして、改善内容を相談する。
- ・周囲を巻き込みながら、簡単に着手できることから始める。
- ② 改善の具体的な行動
- ・不要なメール削減など、身近な改善から交渉・実行していく。
- ・OJTを担当させてもらっている新人に今日からヒューマンエラーが起こらないための考え方を教え、一緒に考える。
- ・ヒヤッとしたり気づいたときに、すぐに上司に相談してみる。
- ・連携・伝達方法を見直し、正しく共有されているかを確認する。
- 【今日の学びをこれからの仕事や周囲との関係づくりにどのように活かしていきたいか】
- ① コミュニケーションと共有
- ・声かけや共有を習慣化し、周囲と問題を共有することを意識したい。
- ・改善策や失敗を誰もが言いやすい環境をつくりたい。
- ・危険を感じたときや気づいたときは、自分だけで抱えず共有する。
- ・常に部下にも内容を共有し、問題の再発防止に努めたい。
- ・後輩指導の際に、ヒューマンエラーの原因を明確にして伝えたい。
- ・他の人の状況をよく見て、先回りして動けるようにしたい。
- ② 改善・ミス防止への取り組み
- ・ミスの原因を分析し、次に活かす。
- ・小さなミスの段階で改善する習慣をつけたい。
- ・精度とスピードのバランスを意識して仕事を進めたい。
- ・焦っているときこそ丁寧な仕事を心がける。
- ・自分をコントロールし、周囲に迷惑をかけない行動を意識する。
- 【その他 ご意見・ご感想】
- ・意見を言い合える環境の大切さを改めて感じた。
- 〜受講者の声から見る研修の振り返り〜
- 今回の研修では、ヒューマンエラーへの理解を深め、業務改善のための“仕組みづくり”や“関わり方”を考えることをテーマに行いました。
- エラーを「防ぐもの」ではなく、「起こりにくい環境を整えるもの」と捉え直し、ミスの背景や再発防止に向けたチームでの取り組み方を考える時間となりました。
- アンケート結果では、「十分理解できた」「おおむね理解できた」が全員を占め、難易度についても「とても合っている」「合っている」が高い割合を示しました。内容の理解度と実務との親和性の高さがうかがえ、受講者の多くが現場を意識しながら学びを整理していました。
- 多くの参加者が、「どんな人でもエラーは起こる」「ヒヤリハットの段階で気づくことが重要」といった意見を挙げ、“ミスは完全にはなくせないが、起こりにくくすることはできる”という現実的な視点が共有されています。“防ぐ”ではなく“減らす”“備える”という姿勢への転換が、多くの受講者に生まれたようです。
- また、「変えるだけが改善ではない」「成長を焦るとミスが生まれる」など、改善のために立ち止まる視点を得た方も多く見られました。
- さらに、「声かけや共有の大切さを改めて感じた」「改善を言い合える環境が大事」といった声から、報連相やコミュニケーションの在り方を見直す姿勢もうかがえます。
- 業務改善は個人の努力ではなく、互いに声をかけ合い、支え合うチーム文化の中で進むという認識が定着しつつあります。
- 今後に向けては、「上司を巻き込んで簡単なところから改善を始めたい」「気づいたときにすぐ上司へ相談したい」といった前向きな意見が多く、小さな一歩から現場を動かそうとする意識が芽生えています。こうした姿勢の積み重ねが、チーム全体の安全性と生産性を高める原動力になっていくでしょう。
- 今回の研修を通して、受講者の皆さんが「ミスを責める」から「防ぐ」「共有する」「改善する」へと意識を切り替え、日常の中で“エラーを防ぐ文化”を自分たちの手で育てていこうとする姿が見られました。
- この研修で生まれた気づきと意識が、今後の職場における行動や仕組みづくりの礎となっていくことを願っています。