概要
- 業種
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サービス業
- ご支援内容
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人材開発
- ソリューション手法
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研修プログラム
- 研修名
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OJTトレーナー育成研修
お客様ご紹介
- 組織名
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旅客運送業F社様
受講者の声
- 【研修での気づき(自信が持てた点、不足していた点)】
- ① 思考特性と関わり方の理解
- ・思考特性に応じて一人ひとり対応の仕方を変えていくことが大切。
- ・相手に対しての育成や対応は、思考特性を活かして行うのが良いと感じた。
- ・褒める・叱るを通じて自己成長があり、思考特性によって自分と相手への理解が深まる。
- ② 聴く姿勢・対話の見直し
- ・相手の話を聞いているつもりでも、自分の考えを押し付けていたかもしれないと気づいた。「人の話を聞いてください」と言われることが多く、新人に対しても自分の意見を前面に出しすぎていた。反省する点があり、見直すきっかけになった。
- ・相手の意見を聴くことの大切さを実感した。
- ・言葉の使い方に注意を払いたい。
- ・「人の話をよく聞く」ことの大切さを改めて感じた。
- ③ コミュニケーションの重要性
- ・コミュニケーションの必要性を再認識した。
- ・自分がコミュニケーション不足であることに気づいた。
- ・「コミュニケーションを取る」こと自体を意識するようになった。
- ・新人社員とのコミュニケーションが苦手だったが、少し自信が持てた。
- ・上下関係にとらわれず、同じ目線で接することの大切さを感じた。
- ・新人への心がけとして、コミュニケーションの大切さを実感した。
- ・相手の立場に立って話を聴くことを意識する。
- ④ 価値観・自己認識の変化
- ・自分の性格に気づかされた。
- ・自分の常識が現代の非常識になっていることもあり、驚いた。
- 【研修で得た学びや気づきをふまえた今後の具体的な実践方法】
- ① 育成・指導での実践
- ・新人教育やクレーム対応時には、まず相手の話をしっかり聞いた上で対応を進めていきたい。
- ・新人社員には、声かけをこちらから積極的に行うように意識したい。
- ・褒めて伸ばすことを意識し、怒るのではなく「叱る」姿勢を大切にしていく。
- ・褒め方についても今回の学びを活かして、相手に合った言葉選びを意識する。
- ・運転士への指導では、相手の状況や気持ちに寄り添った伝え方を心がける。
- ・指導の場面では一方的な伝え方にならないよう、相手の反応を見ながら進めたい。
- ・新人教育に今回の学びを反映させ、少しでも現場で役立てていく。
- ② コミュニケーションの工夫
- ・自分から話しかける姿勢を大切にし、先に挨拶することを心がけたい。
- ・人に何かを伝えるときには、今回学んだ「伝え方の工夫」を実際に取り入れていきたい。
- ・笑顔で接することを忘れず、場の空気づくりにも気を配っていく。
- ③ 思考特性を踏まえた関わり方
- ・新人のタイプや思考特性を見極め、早期の独り立ちや定着につなげる。
- ・自己理解を深めた上で、相手の特性も丁寧に観察・分析し、関わり方に活かしていく。
- ④ チームへの働きかけ
- ・運転手と日々の業務について会話を重ね、見えてきた問題点や改善点は上司に相談する。
- 【その他のご意見・ご感想】
- ・色々と考えることがあり、次の業務から実践していきたい。
- ・話の中に「例えば」や具体的な例があったことで、回答しやすかった。
- ・自分が育ってきた時代とは違う面が多く、あらためて勉強になった。
- ・今と昔では考え方に違いがあるため、言い方には気を付ける。
- ・研修時間がやや短く感じたため、もう少し時間がほしい。
- ・指導方法が具体的でよかった。
- ・今回の研修は自己を振り返る良いきっかけとなり、ぜひまた講義を受けたいと感じた。
- ・とても良い学びとなった。
- 〜受講者の声から見る研修の振り返り〜
- 今回のOJT研修では、日々の業務や新人対応の場面で活かせる「関わり方」「伝え方」「聴き方」の基本をテーマに実施しました。受講者の多くは、これまで「コミュニケーション」や「育成」について体系的に学ぶ機会が少なかった方々でしたが、実際の業務に引き寄せて考えることができるよう工夫した内容に対し、前向きな声が多く寄せられました。
- 受講者の声からは、「相手のタイプや特性を理解したうえで関わることの大切さ」や「自分の思いを伝える前に、まず相手の話を聴く姿勢が重要である」といった基本的でありながらも実践が難しい部分への気づきが多く見られました。「人にはそれぞれ違いがある」という前提に立った接し方の工夫や、自分の伝え方・話し方に対する振り返りなど、自他への理解を深めるきっかけになったようです。
- 特に印象的だったのは、「自分の性格や思考のクセに気づき、これから少しずつ変えていきたい」「新人との会話が苦手だと感じていたけれど、少し自信が持てた」といった声です。これまで漠然と抱えていた不安や難しさに対し、具体的なヒントを得ることで一歩踏み出せる手応えがあったことがうかがえます。
- また、「褒める・叱る」の使い方や伝え方の工夫についても実践意欲が高く、「声かけを自分からしていく」「相手の状況や反応を見ながら柔らかく伝えていきたい」など、現場に持ち帰ってすぐに試せる具体的なアクションが多数挙げられました。
- 「わかりやすかった」「具体例が多くて理解しやすかった」という声がある一方で、「もう少し時間をとってじっくり話を聞きたかった」といった意見もありました。特に世代によって考え方や常識が異なることに改めて気づいた方も多く、「言い方にはより注意を払いたい」との前向きなコメントも見受けられました。
- 研修の理解度に関しては、「十分理解できた」「おおむね理解できた」と回答した方が9割以上を占めており、基礎的な内容でありながらも、参加者にとって納得感のある構成だったことがうかがえます。一方で、研修の難易度については「高すぎる」と感じた方が一定数おられた点も印象的です。受講者の中には年齢層が高めの方も多く、内容の伝え方やワークへの慣れに個人差が出やすい場面もありましたが、それでも熱意を持って取り組み、実務への活用を意識しながら学びに向き合ってくださったことが伝わってきました。
- 今回の研修は、基本に立ち返ることで自身の関わり方を見つめ直す良いきっかけとなったようです。スキルや知識の習得以上に、「自分の考えや行動を変えてみよう」という意識変化が多くの方に見られたことは、大きな成果のひとつだと感じています。今後も、現場に根ざした実践的な学びの機会を重ねていくことで、日々の関わりや育成における“質”の向上につなげていければと思います。