
「叱れない」「どう褒めればいいか分からない」
―人材育成に悩む管理職・先輩社員へコミュニケーション研修で見えてきた、「褒める」「叱る」の前に必要な“承認”の重要性―
- 働き方や価値観が多様化し、職場におけるコミュニケーションのあり方も変化しています。特に人材育成の場面では、部下や後輩へのフィードバックについて、「関係が悪くなるのではないか」「相手を傷つけてしまうのではないか」「ハラスメントと受け取られてしまうのではないか」と悩む管理職・先輩社員も少なくありません。
- 株式会社ベアラボ(所在地:東京都新宿区、代表取締役:滝井順子)は、コミュニケーション研修やOJT研修、管理職研修などを通じて、人材育成に必要なコミュニケーションを伝えてきました。
- 研修を実施する中で見えてきたのは、「どう褒めるか」「どう叱るか」という方法だけではなく、その前提となる“承認”が重要であるということです。
- ■「伝えたいけれど伝えられない」上司と、「見てもらえているか分からない」部下
- 企業にとって人材育成は重要なテーマの一つです。 しかし、研修に参加する管理職や先輩社員からは、
- ・改善してほしいことがあっても伝えづらい
- ・頑張りを認めたいが、うまく言葉にできない
- ・相手の成長につながる関わり方が分からない
- といった悩みを耳にします。
- その一方、部下や後輩の立場からすると、
- ・自分の仕事が評価されているのか分からない
- ・何を期待されているのか分からない
- ・良かったのか、改善すべきなのか分からない
- と感じることがあります。
- つまり、上司や先輩は「伝えたいけれど伝えられない」、部下や後輩は「自分を見てもらえている実感が持てない」という、人材育成におけるすれ違いが生じています。
- ■ベアラボが研修で伝える「承認・褒める・叱る」の関係
- ベアラボの研修では、「承認」「褒める」「叱る」を単独のコミュニケーションスキルとして扱うのではなく、人材育成における一連の関わりとして考えます。
- 講義だけでなく、グループワークやディスカッションを通じて、
- ・承認が相手に与える影響
- ・効果的な褒め方
- ・叱ることと怒ることの違い
- ・信頼関係とフィードバックの関係
- などについて考え、自身の日頃の関わり方を振り返ります。
- 研修で大切にしているのが、
- 「褒める=認めて伝えること」
- 「叱る=相手の成長を願うフィードバック」
- という考え方です。
- 「褒める」「叱る」という行為だけを切り取るのではなく、その前に相手の存在や行動、努力、変化に関心を持ち、それを認める「承認」があるかどうかを考えていきます。
- ■受講者の声から見えてきた、「承認があっての叱り」
- 研修後のアンケートでは、次のような声が寄せられています。
- 「承認がないと、叱ったときに『怒られた』という印象を与えてしまう。承認があっての叱りだと感じた」
- 「注意点だけでなく、ポジティブな部分も見ることが大切だと思った」
- 「感謝や認める言葉も褒め言葉になると知り、自分にもできそうだと思った」
- 「褒め方として、相手の存在を承認することはあまりできていなかった」
- 「苦手だった『褒める』を意識的に言葉にして伝えたい」
- こうした声から、受講者が「褒め方」「叱り方」という方法だけでなく、その土台となる承認の重要性に気づいていることがうかがえます。
- ■「褒め方・叱り方」だけを学んでも、うまくいかない理由
- ベアラボがこれまで人材育成支援を行う中では、
- 「自分自身も褒められ慣れていない」
- 「適切なフィードバックを受けた経験が少ない」
- という上司・先輩社員の声も多く聞かれます。
- 人材育成は、個人の感覚や過去の経験に委ねられることも少なくありません。そのため、「どう褒めればよいのか」「どう叱ればよいのか」と悩む管理職や先輩社員もいます。
- 一方で、「こう褒める」「こう叱る」といった手法やテクニックを知るだけでは、実際の職場での関わりにうまくつながらないこともあります。
- 日頃の関わりや信頼関係が十分に築かれていない中で、特別な場面だけで褒めたり叱ったりしても、相手には「怒られた」「否定された」と受け取られてしまうことがあります。
- 本来の目的である「相手の成長を促す」フィードバックを届けるためには、その言葉を受け止められる関係性を、日頃からどうつくるかが重要になります。
- ■「伝え方」だけではなく、人が育つ関係づくりへ
- 働き方や価値観が多様化する中、部下・後輩との適切な距離感やフィードバックのあり方に悩む管理職・先輩社員は少なくありません。
- だからこそ、人材育成に必要なのは、「こう言えば褒められる」「こう言えば叱れる」といった伝え方のテクニックだけではありません。
- 相手に関心を持ち、変化や努力に気づき、認めて伝える。ベアラボでは、こうした日頃の「承認」を、褒める・叱るといったフィードバックを機能させるための大切な土台と考えています。
- 「何を言うか」だけではなく、「その言葉を受け止められる関係をどうつくるか」。
- そこまで含めて考えることが、人が育つ職場づくりにつながります。
- ベアラボでは今後も、コミュニケーション研修、OJT研修、管理職研修などを通じて、「褒め方」「叱り方」という個別のスキルにとどまらず、相手を認め、成長を支える関係づくりを伝えていきます。
- それぞれの企業の組織風土や育成課題に合わせながら、上司・先輩と部下・後輩が互いに関わりながら成長できる、人材育成の土台づくりを支援してまいります。