
パート・派遣社員654名が受講 コンプライアンス研修で見えてきた「知っているつもり」のリスク
―“慣れ”や“自己判断”を見直す、継続的な学びの重要性―
- 株式会社ベアラボ(所在地:東京都新宿区、代表取締役:滝井順子)は、物流関連企業に勤務するパート・派遣社員654名を対象に、コンプライアンス研修を実施しました。
- コンプライアンスを取り巻く環境は、社会情勢や価値観、法制度の変化とともに変わり続けています。2026年10月1日からは、カスタマーハラスメント対策や求職者等へのセクシュアルハラスメント防止措置が事業主の義務となるなど、企業や働く人に求められる対応も広がっています。今回の研修でも、こうした近年の法改正や社会変化を取り上げました。
- 一方、職場で起こるコンプライアンス違反は、必ずしも悪意のある行為から始まるものばかりではありません。
- 「今回だけなら大丈夫」
「忙しいから確認を省略しよう」
「みんなやっているから問題ない」 - といった、日常業務の中での慣れや思い込み、自己判断がリスクにつながることもあります。
- 今回の研修後アンケートでは、「分かっているつもりでも忘れていた」「普段何気なく行っていることが違反につながる可能性に気づいた」といった声が寄せられました。さらに、定期的な研修や法改正などの新しい情報、より具体的な事例を求める声も見られています。
- ベアラボでは、こうした受講者の声から、コンプライアンス教育には知識を伝えるだけでなく、身近な事例を通して自分自身の行動に置き換えて考え、継続的に振り返る機会をつくることが重要だと考えています。
- ■社員だけではなく、現場で働く一人ひとりに学ぶ機会を
- 企業におけるコンプライアンス教育というと、社員や管理職を対象とした研修をイメージすることもあります。
- しかし、実際の職場では、社員だけでなく、パート・派遣社員など、さまざまな立場の人が同じ現場で業務に携わっています。
- 安全ルールを守ること。
- 情報を適切に扱うこと。
- 迷ったときに自己判断せず確認すること。
- 周囲と適切にコミュニケーションを取ること。
- こうした判断や行動は、雇用形態にかかわらず、現場で働く一人ひとりに関係するものです。
- 今回研修を実施した企業では、社員向けのコンプライアンス研修も別途実施しています。そのうえで、パート・派遣社員にも学ぶ機会を設けることで、職場全体でコンプライアンスへの理解を深める取り組みが行われています。
- ■身近な事例を通して、「知っている」を「判断できる」へ
- 今回の研修では、コンプライアンスの基本やハラスメント、近年の法改正・社会変化などについて学ぶだけでなく、実際の職場で起こり得る身近な事例を取り入れています。
- コンプライアンスは、ルールや知識を覚えるだけでは、実際の行動につながるとは限りません。日々の仕事では、「この場合はどうすればいいのか」「これは問題になるのか」と、状況に応じた判断が求められる場面があります。
- そこで研修では、安全ルールや情報管理、報告・確認、職場でのコミュニケーションなどを題材に、クイズ形式で「自分だったらどう判断するか」「なぜその行動が問題になるのか」を考える構成としました。
- こうした具体的な事例を通じて、コンプライアンスを「会社のルール」として聞くだけではなく、自分自身の仕事や日常の行動に置き換えて考えることを大切にしています。
- 研修後のアンケートでは、99.8%が「満足」または「やや満足」と回答しました(「満足」81.0%、「やや満足」18.8%)。
- 自由記述でも、
- 「具体的な事例や実例があったことで、内容を身近な問題として捉えやすかった」
- 「職場で起こりそうな場面を使ったクイズが分かりやすかった」
- 「説明だけでは難しく感じる内容も、事例やクイズがあることで頭に入りやすかった」
- といった声が寄せられています。
- ■“悪意”より身近な、「慣れ」「思い込み」「自己判断」に目を向ける
- コンプライアンス違反というと、不正や横領、重大なハラスメントなどをイメージし、「自分には関係ない」と捉えてしまうことがあります。
- しかし実際の仕事では、「早く終わらせたい」「これくらいなら問題ない」「いつも大丈夫だから」といった判断が、決められた手順から外れるきっかけになることがあります。
- 今回の研修後にも、
- 「自分でも気づかないうちに違反につながる行動をしている可能性がある」
- 「忙しいときの自己判断や、慣れによって当たり前になっている行動を見直したい」
- といった気づきが見られました。
- 大切なのは、すべての場面を一人で判断できるようになることではありません。
- 今回の研修では、コンプライアンスを守るための基本として、
- 「ルールを知る」
- 「自己判断しない」
- 「『今回だけ』を作らない」
- という3つの習慣を伝えています。
- 迷ったときにはそのまま進めず、確認・相談することも、コンプライアンスを守るための重要な行動です。
- ■「知っているつもり」を防ぐ、継続的な学びへ
- 今回の研修で特徴的だったのは、受講者がコンプライアンスを「会社から言われたから学ぶもの」として受け止めるだけでなく、自分自身の仕事や行動に置き換えながら、前向きに学ぼうとする姿勢でした。
- アンケートには、今回学んだ内容を振り返る声に加え、今後も継続して学びたい、さらに詳しく知りたいという意見も寄せられています。
- 受講者の声(一部)
- 「分かっているつもりでも忘れていることや、認識不足の部分があり、改めて確認することができた」
- 「コンプライアンスは法令遵守だけではなく、より幅広い内容を含んでいることを知った」
- 「普段何気なく行っていることや何気ない一言が、ハラスメントやコンプライアンス違反につながる可能性があることに気づいた」
- 「長く同じ職場にいることで、慣れや曖昧さが生まれないよう注意していきたい」
- 「時間が経つと忘れてしまうため、定期的に研修を受けることが大切だと感じた」
- 「毎年内容や法律も変わるため、継続して研修を受けたい」
- 「法改正や社会情勢など、その時々の新しい情報を教えてほしい」
- 「実際にあった事例や、今の仕事に沿った具体例をもっと取り上げてほしい」
- また、コンプライアンスやハラスメントに関するルール、社会の認識は時代とともに変化します。今回の研修でも、2026年10月から予定されているカスタマーハラスメント対策や求職者等へのセクシュアルハラスメント防止措置の義務化をはじめ、近年の法改正や社会変化について取り上げました。
- 受講者からは、
- 「昔の常識が今では通用しないことを改めて認識した」
- 「以前学んだ内容を復習するとともに、新しい情報や変更点を知る機会としても必要」
- 「ハラスメントや法律は時代とともに変化するため、今後も最新の情報を学びたい」
- といった意見も挙がりました。
- 一度身につけた知識であっても、時間が経てば曖昧になったり、日々の仕事に慣れることで「これくらいなら大丈夫」という自己判断が生まれたりすることがあります。
- そのため、コンプライアンス研修は「知らないことを新たに学ぶ場」だけではなく、自分の中にある「当たり前」を定期的に見直す場としても重要です。
- ■今後について
- 今回の654名への研修を通じて、コンプライアンスについて理解を深めるだけでなく、自分自身の仕事や行動を振り返り、さらに学びを深めようとする受講者の姿が見られました。
- コンプライアンス教育は、社員や管理職だけを対象とするのではなく、実際に現場を支えるさまざまな立場の人にも、継続して学ぶ機会を設けていくことが重要です。
- ベアラボでは、コンプライアンスを単なる「守るべきルール」として伝えるのではなく、一人ひとりが自分の仕事に置き換え、「自分だったらどうするか」を考えられる研修を大切にしています。
- 今後も、企業ごとの職場や受講者に合わせた具体的な事例や体験的な学びを取り入れながら、現場での判断・行動につながるコンプライアンス教育を支援してまいります。